食品工場向けポリデキストロースおよび難消化性デキストリンの保管手順書

ポリデキストロース（粉末およびシロップ）と難消化性デキストリンは、吸湿性の高い水溶性食物繊維です。以下の保管SOPは、受入、包装、倉庫管理、および品質保証に関する実践的な手順をまとめたものであり、製品の完全性を維持し、固結や汚染を防ぎ、保存期間を維持するためのものです。サプライヤーのCOA/SDSに異なる制限値が記載されている場合は、必ずサプライヤーの文書に従ってください。

要点を一目で

• 保存期間：ポリデキストロース粉末および難消化性デキストリンは、密封して乾燥した状態で保存した場合、通常約24ヶ月間安定しています。ポリデキストロースシロップ（例：PDX-90）は半生性であり、グレード/COAに応じて通常3～12ヶ月間安定しています。
• 倉庫環境：15～25℃、湿度55%未満を維持してください。吸湿性の高い粉末は湿度管理を優先してください。
• 包装：粉末の場合は、多層PEライナー（ヒートシール）付きの25kgクラフト紙製／織物製の袋を使用してください。バルクの場合は、200～250kgドラム缶または1,000～1,300kgIBCを使用してください。輸送経路と気候に応じて乾燥剤のサイズを調整してください。

1. 受入検査

• 目視検査：パレット、シール、ライナーの完全性、結露、異臭、不正開封防止策を検査します。濡れている、破れている、または損傷のある荷物は拒否します。
• 文書化: COA、SDS、梱包リストを確認し、ロット/ロット追跡可能性、製造日/有効期限、サプライヤーの連絡先の詳細を記録します。
• クイック スクリーニング: 簡単な水分チェック (オーブン/IR またはハンドヘルド) を実行し、検疫下でラベルの付いた保持サンプルを採取します。
• データキャプチャ: サプライヤー、PO、SKU、ロット、製造/出荷日、受取温度/湿度、目視による合格/不合格、実行されたアクション。

2. 開梱と再梱包

• 環境: すべての開封および移動は、開封箇所に局所排気装置を備えた指定された低粉塵の食品グレードのエリアで実施してください。
• 材質：新しい食品グレードのPEライナーまたはヒートシールバッグにのみ再梱包してください。長期保管や輸出ルートの場合は、乾燥剤の小袋を追加してください。
• ラベル表示：製品名、ロット番号、製造日、使用期限、保管方法、および「Keep Dry（乾燥保管）」のシンボルを明記してください。再包装後は、不正開封防止シールを貼付してください。
• 合格基準: 汚染がないこと、正味重量が正しいこと、シールが破損していないこと、外箱と内箱のロット ID が一致していること。

3. 国内および輸出向けの梱包

• 梱包形式: 25 kg の裏地付きクラフト/織りバッグ (ヒートシール)、200 ～ 250 kg のドラム、または 1,000 ～ 1,300 kg の IBC/トート。
• 防湿層: 多層ライナーを使用します。コンテナの容量、輸送期間、予想される湿度に基づいて乾燥剤の種類と積載量を選択します。
• パレット化：清潔なパレット、ストレッチラップ、防湿カバーを使用してください。輸出用不正開封防止シールを貼付してください。COAのコピーを内側に、もう1枚を外側に貼付した密封ポーチに入れてください。

4. 倉庫保管と環境管理

• 目標値：15～25℃、湿度55%未満。周囲温度が設定値を超える場合は除湿してください。直射日光や水源を避けてください。
• パレットルール：通気と検査を円滑にするため、床から150mm以上、壁から300mm以上離してください。目に見える賞味期限タグを付けて、FIFO/FEFO方式を採用してください。
• 監視: アラーム制限付きの継続的な温度/湿度記録用のデータロガーを設置し、毎日目視チェックを実施して結果を記録します。
• 逸脱プロトコル：限度を超えた場合は、影響を受けたロットを隔離し、水分および微生物パラメータを再検査し、サプライヤーに相談してください。再乾燥（該当する場合、かつ検証済みの場合）、移動、または廃棄を検討してください。

5. QAテスト、サンプリング、記録

• 定期検査：水分（オーブン/IR）、仕様に従った微生物プレートカウント、および同定確認（例：必要に応じてFTIR/HPLC）。結果をCOAと照合します。
• 保管：ロットごとに、宣言された保存期間に加えて安全マージンを考慮した期間、保管サンプルを保管してください。各ロットのCOAとSDSを保管してください。
• 記録: 入荷検査フォーム、毎日の RH/温度ログ、不適合および廃棄の文書を追跡可能なシステムに保持します。

6. HSE、取り扱い、および防塵

• 工学的管理：充填およびサンプリング地点での局所排気、清掃用のHEPA掃除機の使用。袋詰め設備には接地工事を行い、静電気防止対策を施す。
• 作業別の個人用保護具（PPE）：受入、サンプル採取、再梱包を行う際は、N95/P2マスク、眼の保護具、手袋を着用してください。粉塵の多い作業では、リスク評価に基づき呼吸保護具を強化してください。
• こぼれた場合は、HEPAフィルター付きの掃除機を使用してください。圧縮空気は使用しないでください。廃棄物は地域の条例に従って処分してください。

7. 不適合、リコール、廃棄

• 措置：影響を受けたロットを隔離し、根本原因を調査し、規定の再加工/再梱包の意思決定ツリーに従います。必要に応じてサプライヤーに通知し、すべての措置を記録します。資材は地域の規制に従って廃棄します。

よくある質問

• どのような温度と湿度を目標にすればよいでしょうか? 15～25℃、RH <55%で、ポリデキストロースと難消化性デキストリンを一貫して監視します。
• 賞味期限はどのように比較されますか？ポリデキストロース粉末と難消化性デキストリンは、密封・乾燥状態で通常約24ヶ月安定しています。ポリデキストロースシロップは、COA（品質保証書）に基づき、通常3～12ヶ月です。
• 詰め替えることはできますか?はい。ただし、食品グレードのライナー、ヒートシール、乾燥剤を使用した、清潔でほこりの少ない場所でのみ使用できます。元の COA を保持し、ロットのトレーサビリティを維持します。
• どのような PPE が必要ですか?粉塵の多い作業用の N95/P2 マスクと、目の保護具と手袋。粉末を開いたり移したりする場合は、必ず局所排気を行ってください。

SOP テンプレートまたは製品サポートを入手する

サプライヤー固有の COA/SDS およびカスタマイズされた保管 SOP テンプレート (入荷チェックリスト、再梱包ラベル、アラーム マトリックス) については、Shine Health 製品ページにアクセスするか、当社のチームにお問い合わせください。

• ポリデキストロースパウダー:https://www.sdshinehealth.com/polydextrose/polydextrose-powder.html
• PDX‑90シロップ:https://www.sdshinehealth.com/polydextrose/pdx-90-syrup.html
• 難消化性デキストリン：https://www.sdshinehealth.com/ resistance-dextrin/ resistance.html

接触：info@sdshinehealth.com|WhatsApp +86 13405443339|https://www.sdshinehealth.com/

参考文献

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